TVアニメ「最遊記RELOAD BLAST」公式サイト

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COMMENT
TVアニメ第6話収録後キャストコメント

①第6話(外伝篇)の収録を終えての感想を教えてください。
②本編の三蔵一行を演じるにあたっての違いや気を付けていることなど、
ご自身が演じているキャラクターの印象を教えてください。
③TVアニメ「最遊記RELOAD BLAST」を楽しみにしてくださっている皆さまへ、
 メッセージをお願いいたします。

 
  
関 俊彦さん(金蟬童子役):
①最後の夜に、4人で桜の木を見ながら、金蟬が自分たちの覚悟をみんなに伝えるシーンが好きです。
「俺たちは下界を目指す…。場合によっては各自バラバラに行動をとることになるかもしれん。
 だがそうなったとしても、この次はきっと…下界の桜の下で会おう」

②退屈を持て余す日常をただ無為に過ごしているだけのお坊ちゃん育ちの金蟬は、悟空たちと出会って、
 大切なものを守ろうと、初めて自ら行動します。
 不器用な金蟬が、生きる意味に向かって一歩でも近づこうとするその姿には、純粋な透明感を感じますね。
 一方、三蔵は、鍛えられた鋼のような精神と肉体で、どんな過酷な状況でも「三蔵法師」という、
 まさに《使命感》を自分の血肉として、道を切り開いてゆく、凄みがあります。
 きっと本当の意味での休息ってこの人にはないんだろうなあ。
 もうひとつの違いは、ご覧になって一目瞭然。悟空に対する接し方ですよね。
 三蔵も金蟬も、悟空に対して感じる本質的な思いは同じなんです。でも愛情表現の仕方がずいぶん違う(笑)。

③今回の「最遊記RELOAD BLAST」では、シリーズの物語途中の3話という本数を割いて、
 OVAの「外伝」ではシンプルに描写されていた、外伝の物語の最初の部分から、
 ほぼ原作に沿って扱われています。
 その分、最遊記を初めてご覧になる方にも、判りやすい入口になっているかもしれません。
 なので、金蟬と悟空とのやり取りはもちろん、悟空と哪吒との心の交流に注目してほしいです。
 
 
保志総一朗さん(悟空役):
①今回の「最遊記RELOAD BLAST」で新たに外伝篇をやらせてもらい、嬉しい気持ちや懐かしい気持ち、
 切ない気持ちなど、非常にたくさんの感情が入り混じった収録になりました。
 哪吒との出会い、悟空の名前誕生など、感慨深いシーンのオンパレードでしたね。

②外伝の悟空は、「よりピュアに、カワイく(笑)」ですね。
 生まれたてで、まだ真っさらなので。現代の悟空は少し成長してきて、悟浄たちの影響もあり(笑)、
 いろんな知恵もつけてきてますからね~。同じ悟空でも演じ方は結構変わってると思いますよ。

③外伝篇には、最遊記全体を楽しむ上で、とても大事なファクターやエピソードが詰まっています。
 今回は一気に(外伝篇を)駆け抜けますので、是非どのシーンもお見逃しなく!!
 
 
平田広明さん(捲簾大将役):
①捲簾ロスです。「終わっちまったなー」と。今回の「最遊記RELOAD BLAST」に組み込むために
 外伝をコンパクトにまとめていて、ただ、僕は外伝好きを公言しているので「あ、あのシーンがない…」と
 思う部分もありました。
 でも、今回のTVアニメの中でやるにはとても分かりやすいものになっているなと思いました。
 その分、一言一言が濃くなっていたので、収録後の今は終わっちゃったーって感じですね。

②捲簾は熱いですよね。もともとホットなところがあって、だから大将にまでなったんだと思うんですけど。
 スカして構えているようで、根っこはすごく熱い。
 あと、こんなに子供好きだったんだなと改めて思いました。
 単純に子供を見る目線で悟空や哪吒を見ていて、そういう純粋な部分があるのも捲簾の魅力と思いました。

③ファンの方はよくご存知の、僕の大好きな天蓬の扉越しのカットが今回はなかったけれど、
 それに代わる笑顔があったので僕は良かったなと思いました。
 僕以上に石田くんの方ががっかりしていましたけど。
 
 
石田 彰さん(天蓬元帥役):
①己の信念と希望を託して悟空を逃がす金蟬達の覚悟には気持ちをゆさぶられます。
 李塔天に怪物を送り込まれた時、捲簾と天蓬の間で全てを悟った上で
 「また後で」とだけ交わされる会話が印象的です。

②天蓬は八戒ほどお母さんお母さんしていないですね。
 求める結果に影響しない些末なことにはあえてとらわれないという大ざっぱさはお父さん気質と言えるかもしれません。

③大人の事情の中に純粋な子供目線の疑問を投げ込んだのが外伝のストーリーと言えるでしょう。
 大人ならもっと上手い立ち回り方もあったんじゃないかと思わなくもありませんが、
 そんな小細工を許さないほど、事態の展開はスピーディーです。
 桜散ってしまう前にぜひ彼等の姿をその目に焼きつけてください。