TVアニメ「最遊記RELOAD BLAST」公式サイト

EVENT

イベントレポート
TVアニメ「最遊記RELOAD BLAST」先行上映会イベントレポート

連載20周年を迎えた峰倉かずや先生の大人気コミック『最遊記』シリーズ。
その記念すべき年に、「Comic ZERO-SUM」(一迅社刊)で連載中のシリーズ最新作「最遊記RELOAD BLAST」が2017年7月5日よりAT-X、TOKYO MXほかでTVアニメ好評放送中です。

放送に先駆け、2017年6月17日にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて「TVアニメ『最遊記RELOAD BLAST』スペシャル先行上映会」が開催されました。玄奘三蔵役・関 俊彦さん、孫悟空役・保志総一朗さん、沙悟浄役・平田広明さん、猪八戒役・石田 彰さんというおなじみのメンバーが勢揃いするとあって、会場中の『最遊記』ファンが大熱狂!

■司会進行役の保志さんを全員でかまい倒すイベント!?

司会進行役の保志さんが「ハイ、ぱっぴー!」と登場した瞬間から、会場中が熱狂の渦。この司会役、「『最遊記』以外ではやらせてもらえないのに、なぜか『最遊記』では頼まなくてもやらせてくれる」そうで、その言葉に客席も冒頭から笑いに包まれます。

さらに保志さんの「ぱっぴー」という挨拶が『最遊記』から生まれたということで、冒頭から「ぱっぴー」を連発。その後、ようやく関さん、石田さん、平田さんを呼び込みますが、3人はなぜか呼ばれても登場しようとせず……。まさかの対応に大慌ての保志さんですが、再度の呼び込みでようやく三蔵一行が揃いました。
こうして、冒頭から盛り上がりを見せるトークコーナーが始まりました。

上映を終えたアニメ第1話・第2話の感想トークでは、保志さんに突然話を振られる平田さん。関さんからコメントするものと考えていた平田さんは虚をつかれますが、こうしたスリリングさが保志さん司会の持ち味のようです。
気を取り直し、平田さんはスタジオで久々にこの4人でアフレコをした際、現場ではみんなの声が前シリーズの頃と変わっていないことに驚いたそうですが、完成したフィルムを改めて観ると「こうして観てみるとやっぱり違う」と感じたと、話し始めます。

平田さんの「老けたわけじゃなくて、みんな少し“年輪”を感じましたね。関さんは迫力が増していたりとか。でも一番腹が立ったのは彰ですよ。八戒ってキレない限り優しい、やわらかい物腰じゃないですか。それが少し渋くなりやがってませんか!? かっこよさが倍増して、途中から「ふんっ!」て思いながら観てました」との言葉に、石田さんは今回のアフレコにあたってアニメ『幻想魔伝 最遊記』を観返した際、我ながら若いなと思ったそうで、でもそこに合わせても最後までは続かないので、あえて無理はせずいこうと思ったのだとか。

そしてお互いが渋さを増していると指摘し合う中、保志さんが「前に演じたときから時間が経って同じ役をやると、「もっと若く!」って絶対言われる」と話したところ、関さんが「保志くんもそうなの!? 俺たちが言われるのはわかるけど」と意外そうな顔に。それに保志さんが「僕も言われる時代になってきました」と応え、「時代」という言い回しに3人から笑いが生まれていました。

■三蔵と八戒は同期で、悟浄の立場は悟空寄り!?

「自分の演じているキャラクター以外で気になるキャラクターは?」という話では、関さんが、久々に紅孩児(こうがいじ)が登場し、ようやく宿命のライバルとのガチンコ勝負が始まることへの期待感があると語ります。

平田さんは女性の三蔵法師である紗烙(しゃらく)三蔵法師の登場が楽しみとのこと。それを受けた保志さんも、紗烙三蔵法師役の勝生真沙子さんについて、勝生さんほどのベテランが新たな役に挑む姿を見たことがなかったそうで、興味深い体験だったそうです。そして、三蔵法師という役は専門用語や経文、重要なセリフが非常に多いため、勝生さんですらセリフに苦心して取り組む様子には、平田さんも「良かった、俺三蔵法師じゃなく下僕で」と思ったとか。

それを受けて石田さんが「八戒は三蔵の下僕って意識がないんですよ。従者なんだけど対等みたいな」と語ると、関さんも「まさにそうですよね。むしろ悟空と悟浄のほうが、文句を言いながらも自分を下僕だって思っている。なので、三蔵としては八戒とは同期みたいな感覚になる」と同調。
すると今度は平田さんが「じゃあなに、2人してオレらを蔑んでるわけ?」と問い質し、石田さんが「そうではなくて、面倒見てあげなきゃいけないのかなっていう義務感」と保護者目線をアピール。さらに保志さんが平田さんに「悟浄は僕寄りってことですね」と同じ立場を主張し出しますが、平田さんは容赦なく「次の話題に行きましょう」とこの話題を押し流します。

■「うら最」復活! 注目はキャスト手書きの題字!?

アニメ「最遊記RELOAD」で番組最後のお楽しみコーナーでもあった短編アニメ「うら最」が今回のTVアニメ「最遊記RELOAD BLAST」で復活したことも、今回の見どころのひとつです。これは2017年1月7日開催の「最遊記FESTA 2017」ステージイベントでの平田さんの提案が、実現に至ったものとのことで、これには平田さんも「言ってみるもんだよね」と喜んでいました。

ここで、その「うら最」第1話を特別に上映。七夕の願い事にまつわる、ゆる~いお話が展開されました。
また、今回「うら最」の題字はメインキャスト4人が手掛けていることも判明。
第1話は関さんが習字で書いたそうなので、ぜひお楽しみに!

■前半の注目は第4話からの『外伝篇』エピソード!

最後のしめとして、関さんからは今回のTVアニメの見どころが語られました。
大きなポイントとして、第4話から『最遊記外伝』のエピソードが描かれるそうで、以前OVAで描いた際は比較的さらっとしていた前半部分も、今回はしっかり描かれているとのこと。中でも、悟空と哪吒太子(500年前の悟空の友達)との心の交流は注目だそうです。

そして、石田さんたち3人からも会場に集まったファンへのメッセージが。

石田「今日観て『良かった! これでオンエアを楽しみに待てる』という気持ちになっていただけていたら感無量です。ぜひ毎週欠かさずにチェックしていただきたいと思います。今回のシリーズもよろしくお願いいたします」

平田「やっとみなさんと一緒に、動く『最遊記』を楽しむことができて、嬉しく思っています。先ほど関さんが仰ったように、『外伝篇』が入っています。今回僕は『外伝篇』推しで行こうと決めまして、特に捲簾大将(けんれんたいしょう)をかっこよく演じようと思いました。最近かっこいい役をやっていないので、力一杯かっこよくやってみたので、みなさん期待してください」

関「改めてTVシリーズという形で『最遊記』を再始動できるとは思いもしませんでした。みなさんも私たちも、本当にこの日を待ち望んでいた感じがします。4人でTVシリーズを走り抜けてまいりたいと思います」

そして最後に保志さんが「今この場に立てているのは、みなさまが僕を悟空として変わることなく認めてくださったおかげだと捉えています」と始めると、石田さんから「1話の収録のときに、悟空を梶(裕貴)くんにしたらどうかって話もあったよね」とツッコミが。
保志さんは慌てつつも、「梶くんは1話にゲストとして来てるんですよ。それで2話から悟空やったらおかしいですよね。やれる限り、僕がやりたいと思います!」と締めました。

ラストは関さんによる「準備はいいか、野郎ども。」の決めゼリフで締め。
まさに「帰ってきたあの4人と、再び旅立つ」ようなイベントとなりました。